神戸っこ小児医科・矯正歯科診療室
お子様の歯を守るコラム

歯科健診シリーズその② 歯科健診で「歯肉炎」と言われたら

こんにちは!
神戸っこ小児歯科・矯正歯科診療室です。
お子さまが学校の歯科検診で「歯肉炎」だと言われたら、早めのケアを行うことが重要です。
今回は歯肉炎の原因、症状、対処法まで詳しくご説明いたしますので、最後までご覧ください!

歯肉炎とは

歯肉炎は歯周病の初期段階の症状で、歯ぐきに炎症が起こり、腫れたり出血しやすくなる状態のことです。
症状が悪化すると歯周病へ進行し、最悪の場合、歯を支える骨が溶けてしまうことがあります。

歯肉炎の症状

歯肉炎は、歯ぐきの炎症が進行することで、さまざまな症状が現れます。
以下に代表的な症状を挙げてみますので、お子さまの口内をチェックしてみてください。

  • 歯ぐきが赤く腫れる
  • 歯磨きやフロスをすると血が出る
  • 歯ぐきがかゆい、違和感がある
  • 口の中がねばつく、口臭が気になる

歯肉炎の原因

歯肉炎の原因は以下のような要因が重なることで、症状が現れ進行していきます。

  • 歯磨き不足:歯垢(しこう)がたまり細菌が増える
  • 歯石の蓄積:硬くなった汚れが歯ぐきを刺激
  • 不規則な生活、ストレス:免疫力が下がり悪化しやすい

歯肉炎の治療・治し方

歯科医院の歯のクリーニングで歯垢や歯石の除去

固まってこびりついた歯石をなくすことで歯ぐきへの刺激がなくなり、歯石の表面に繁殖していた細菌を取り除くことで、口内が清潔になり炎症が改善していきます。

歯科医師・歯科衛生士による歯磨き指導

自己流の歯磨きでは、磨き残しが多く歯垢を十分に落とせていないことが多いです。
また歯並びや歯の状態によっても歯磨きの仕方は変わります。
正しい歯ブラシの当て方、動かし方を学ぶことで、日々の歯磨きの質があがり、歯垢を除去しやすくなります。

歯肉炎を予防する4つのおすすめ習慣

日々の集患で口内環境を整え、歯ぐきを健康に保つことで口内トラブルを防ぐことが可能です。

  • 毎日の適切な歯磨き
  • デンタルフロスなどの使用
  • バランスの取れた食生活
  • 定期的な歯科検診

歯肉炎は早期発見・早期治療が大切です。

神戸っこ小児歯科・矯正歯科診療室では、定期検診を通して、お子さんの年齢に合ったケア方法を詳しくお伝えしています。
歯肉炎について、少しでも気になることとがあれば、お気軽にご相談ください!