- 最近、うちの子の歯並びが気になる
- 口がポカンと開いていたり、口呼吸が気になる
- 滑舌が悪く、発音が不明瞭な気がする
- 口臭が気になる
これらは、将来的に歯並びが悪くなり矯正治療が必要になるきっかけになります。
小さなうちからお口の環境を整えておくことで、こうしたトラブルを未然に防げる可能性があります。
当院では、4歳頃から口腔習慣を整えるための口腔筋機能療法(MFT)トレーニングをご案内しています。
子供の歯並びが悪くなる理由とは?

子供の歯並びが悪くなる原因は、遺伝だけではありません。
日常のちょっとした口の使い方やクセが、顎の発達や歯の生えるスペースに影響し、歯並びの乱れにつながることが多くあります。
このような状態が続くことで、歯がきれいに並ぶためのスペースが不足したり、顎の骨格に影響を与える場合があります。
- 口が開いたままになる「開口癖」
- 鼻ではなく口で呼吸をする「口呼吸」
- 舌が正しい位置にない「舌癖」
対策をせずそのままにしておくと、歯並びがガタガタになったり、かみ合わせに問題が出てくる可能性があります。
また、風邪をひきやすくなる、集中力の低下、姿勢が悪くなる。など、体全体のトラブルにも影響してきます。
矯正が必要になる前に|口腔筋機能療法(MFT)がおすすめ

MFTとは、口のまわりの筋肉や舌の動かし方、呼吸の仕方などを整えるトレーニングプログラムです。
特にお子さまに多い「口呼吸」「舌のクセ」「滑舌の悪さ」などを改善し、健やかな口腔の発育をサポートします。
MTFは1日5分から10分程度から始めることができ、家族皆様で楽しく取り組んでいただけます。
継続して頑張ってくれている患者さんも多く、皆さまに効果を実感していただけております。
主なトレーニング内容
- 正しい舌の位置・動かし方の指導
- 口をしっかり閉じる力(口唇閉鎖力)のトレーニング
- 呼吸の仕方(鼻呼吸)への誘導
- 発音や滑舌に関わる筋肉の使い方の改善
期待できる効果
- 歯列への悪影響を防ぎ、歯が自然に並びやすい環境を整える
- 口呼吸やポカン口の改善
- 滑舌・発音の明瞭化
- 口臭や口腔内の乾燥などのトラブル軽減
対象年齢とおすすめの開始時期
乳歯から永久歯への生え替わりが始まる前後の4〜6歳ごろが、もっとも効果的です。
この時期に口の使い方を整えておくことで、7〜8歳以降に矯正が不要になる可能性も高まります。
通院ペース・期間・費用
通院ペース:月1回
通院期間:1年間(計12回)
月1回ペースで、1年間のトレーニング(計12回)を行うことで、口のまわりの筋肉や舌の動かし方、呼吸の仕方などを整えます。 3~4か月ごとの定期検診もトレーニングと同日に行えます。口腔筋機能療法(MFT)は保険診療の範囲内で行うことが可能です
初診の際は保険証・医療証・お薬手帳等を必ずお持ちください。保険証の確認が取れない場合は保険診療として取り扱うことができません。
※保険証・医療証の期限切れにご注意ください。
就学前のお子様が受診される際は、母子手帳をお持ちください。
嫌がらないかな?続けられるかな?ご心配な保護者さまへ

小さなお子様が、嫌がらずにトレーニングを続けられるのか不安を感じる保護者様もいらっしゃるかと思います。
当院では、まずはお子様が歯医者さんを好きになってくれるよう寄り添ったサポートを心がけています。お子様一人ひとりに合ったペースでトレーニングを進めていきますので安心してお任せください。
お問い合わせ
お子さまの歯並びやお口まわりのことでご不安なことがございましたら、小さなことでも結構です。
どうぞお気軽にご連絡ください。